今回は新商品の価格設定について、重要性から具体的な手法解説します。
企業活動の中で価格設定は売上に直結する重要な要素ですが、なかでも新商品を市場に導入する際の価格設定は特に注意する必要があります。この記事では、価格設定の基本から新商品の価格設定についての重要性と手法について解説しています。
ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
価格設定の基本
新商品の価格設定をする前に、価格設定の基本について抑えることが重要です。
もし、価格設定の基本がわからない方は以下の記事をまず読んでみてください。
新商品の価格設定の重要性
新商品の価格設定は、その商品の市場での成功を左右する重要な要素です。
重要性がわかる視点として、以下の3つの点からご説明します!
ブランド価値の構築
新商品の価格設定は、ブランド価値の構築にも関連しています。高価格は高い付加価値を示唆し、高級なブランドイメージを植え付ける効果があります。
一方、低価格はコストリーダーシップ戦略や大衆市場へのアプローチに適しています。新商品の特性に合わせて、使い分けましょう。
マーケットインサイトの獲得
適切な価格設定は、市場インサイトを提供し、消費者を理解するのに役立ちます。
何事にも言えることですが、PDCAサイクルを回すことが重要です。
どれほど力を入れて設定しても最初のうちは失敗するかもしれません。
そんな時は、市場での実績やフィードバックを元に価格を調整することで、需要や顧客の反応を把握し、戦略を改善しましょう。
導入戦略の一環
新商品の価格設定は、その商品の導入戦略の一部としても考えることができます。
価格が高い場合はプレミアム感を持たせることができます。
反対に、価格が低い場合は早期市場浸透を促進することができます。
以上の理由から、新商品の価格設定は慎重に行う必要があります。適切な価格設定は、企業の成功に直接影響を与えます。よって市場調査や戦略的な検討を通じて慎重に計画することが重要となります!
新商品の価格設定の手法
さて、ここからは実際に新商品の価格設定をしていくための手法について解説していきます。
この記事では、新商品の価格設定手法を三つご紹介します!あなたの事業にあった手法で設定してみてください。
コストベースから価格設定を行う
一つ目は、コストベースから価格設定を行う方法です。新商品に関わらず、有効な手法です。
その商品を販売するための具体的なコストを算出することで、そのコストから価格設定を行います。例えば、あるグラスを販売するために400円のコストがかかるとします。そのコストに利益を乗せ、1.3倍した金額を商品の価格として設定します。
ペネトレーション・プライシング
ペネトレーション・プライシングは、市場浸透価格設定とも呼ばれ、コストと同じかそれ以下の価格設定を行うことを意味します。
通常、コストを下回る価格で販売すると赤字を垂れ流すイメージがあると思います。
そのイメージもまちがではありませんが、この手法では、販売量と反比例して単位コストが下がる理論に基づいて設計されています。
例えば、たくさん生産することによった経験から熟練度が上がり、単位コストが下がる経験効果や、たくさん生産することでコストを抑える規模の経済(スケールメリット)があります。
また、初回無料キャンペーンやセット販売による割引もペネトレーション・プライシングにあたる場合があります。あえて、初回の価格を抑えることで、購入を促す効果があります。
ローアイテム価格設定と言って、新商品を低価格で提供することで、市場に早く浸透させる手法もあります。特に、市場参入時や競合他社よりも優れた新商品を提供する際に効果的です。商品の価格を可能な限り低く設定し、市場でのシェアを確保することが重要です。
いずれにしても低コストで販売する手法なので、販売量が少ないとダメージも大きいです。ランチェスター戦略でいう強者の戦略に近いものであり、中小零細企業にはあまり向いていないかもしれません。
スキミング・プライシング
スキミング・プライシングは、上澄吸収価格設定とも呼ばれ、商品を市場に投入する段階で、短期間の資金回収のため、あえて高価格で販売する手法です。
新商品を導入する際、少なからす固定費はかかります。例えば、場所を借りたり、工場を作ったりする必要があるケースも多いです。そのコストをなるべく早く回収するために用いられます。
ただ、むやみに価格を引き上げればいいというわけではありません。高価格のワケを顧客に納得してもらう必要があります。スキミング・プライシングの中でも特に役に立つ手法を解説します。
プレミアム価格設定
プレミアム価格設定は、高品質や独自性をアピールする新商品に対して、高価格を設定する手法です。商品の高付加価値やブランドの高級感を顧客に伝えることが重要です。高価格は製品の希少性や高級感を強調し、顧客に高品質な商品であることを印象付けます。
初期限定販売
初期限定販売は新商品を導入する際に、一定期間内限定で高価格を設定する手法です。この期間中に、商品の独自性や先行特典をアピールし、顧客の購買意欲を高めます。また、初期限定販売は希少性や独占感を醸し出し、顧客の興味を引き付けます。ゲーム業界では、よく初回購入特典がついている場合がよくあります。初回購入を促すことと高価格で販売するためのスキミング・プライシングの一種であることがわかりますね!
まとめ
この記事では、新商品の価格設定の重要性とその手法について解説しました。
ペネトレーション・プライシングとスキミング・プライシングは、両極端ですが、活用すれば強力な武器になります。また、二つの手法を組み合わせて、廉価版とプレミアム版の二つのラインを用意する手法もあります。新商品の特性に合わせて組み合わせたり、使い分けたりすることも重要ですね。
また、以上で紹介した手法に加え、小手先のテクニックも価格設定では重要です。
気になる方は、以下の記事をチェックしてみてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
